「6Rを目指して」
廃棄物、汚物に関しての歴史は戦後から始まり、現代の日本では2000年より廃棄物などを再活用してごみをなるべく出さない社会として「循環型社会形成推進基本法」※1が環境省より施工されました。前述通り、リデュース、リサイクル、リユースの3Rは企業活動や地域活動として僅かながら私たちの生活の一部として浸透したかもしれませんが、まだまだ日本での資源に対する廃棄物や、ゴミ処理 の状況は良好とは言えません。※2
この「3R」と呼ばれる3つのRの意味は前述にもある「Reduce(リデュース)」、「Reuse(リユース)」、「Recycle(リサイクル)」を意味します。語源始まりは1970年代にアメリカで環境活動のスローガンとして使われたと言われているようですが、残念ながら3Rだけでは私たちの地球は救えないほどの瀬戸際にいます。3Rをさらに推進した、6Rを早急に日常に迎え入れることを提案します。
①Reduce(削減)
②Reuse(再利用)
③Recycle(リサイクル)
④Refuse(断る)
⑤Repaire(修繕)
⑥Rot(堆肥化)
①Reduce(削減)
一息置いて、一定の期間欲しいものがない状態で生活してみましょう。代用できたり、意外と必要ではないことに気づくはずです。「欲しい」と「必要」は、必ずしも同意ではありません。
消費生活の中でReduceを意識することで、無駄な出費が減り節約にもつながります。実際に見ていなくと、現代社会での消費行動は、生産、輸送過程から廃棄まで必ず自然への影響を伴います。マイボトル、マイ容器やマイバックを持ち歩きプラスティック包装を避けること、再生可能な素材の選択、地元産の野菜を選ぶことで輸送にかかるCO2の削減など、生活を意識するとたくさんの削減方法が見つかります。家庭菜園も削減につながります。自分で育てた野菜に愛情が湧き、食物や生産者への感謝の気持ちも実感します。
②Reuse ③Recycle
自分が必要ないものを誰かに譲ったり、寄付したり、リサイクルショップに売ったりできます。この地球上にはすでに物で溢れています。必要な物を渡すことで効率的に環境への負担を削減できます。
④Refuse
無料配布でゲットできるものは注意が必要です。断ることで不要なものを取り入れずに済み、管理する手間がなくなるので、物質的にも精神的にも余裕ができます。
⑤Repair ( 修繕)
物を長持ちさせるように壊れたものでも可能な限り修理して使用する。
⑥Rot(堆肥化)コンポスト活用
家庭ででた生ゴミは臭いもあり、毎週のゴミ出しを考えるととても大変です。 可燃ゴミの約40%は生ゴミだと言われており、生ゴミは水分を多く含み、可燃の際のCo2排出に大きく影響しています。少しハードルは高いかもしれませんが、自宅でコンポストを使用することでゴミ出しの回数削減になります。現在では様々なコンポスト商品が開発され、手軽に自宅でもトライし易くなっています。※リンク
実際に筆者もコンポストをしていますが、ゴミ出しの回数がグンと減りました。
さらに自分で作った堆肥を肥料に野菜を育てることができます。
規模は少しでも食べ物を自給自足できることはとても喜びになり、土や植物を通して母なる自然との繋がりも深まります。
決して何かに記されるわけでもない地球への心遣いはきっと自分自身に対しても快いものとして返還されるのではないでしょうか。
大切な人、地球を護る第一歩として、今から6Rを実践してみましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
参照1:https://www.3r-suishinkyogikai.jp/data/event/H26R22.pdf
参照2:https://www.env.go.jp/press/files/jp/press/1dtgw29.pdf